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2014年4月

桜の便りが聞かれるようになりました。厳しかった冬にもようやく終わりが見えてきたようです。ほっとする一方で、新年を迎えたのがついこの間だと思っていたら、もう3か月が経ってしまったのか、というのも正直な気持ちです。まさに「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」という言葉(月の1・2・3にあわせて「い」「に」「さ」と韻をふんでいる言葉ですね)の通りです。

最近、月日の流れが本当に早い!と同世代の友人と話をしていたら、時間感覚は年齢分の1に相当するという説を披露されて、妙に納得してしまいました。とすると、あい・ぽーとの子どもたちが、どうしてあんなにゆったりとしているのかも、よく分かります。私の60倍近い時間を持っているのですから!!遊んでいるときの笑顔、大好きなおやつを夢中で食べたり、帰りたくないなどと玄関でダダをこねて泣いている姿は、どれもが豊かな時間に恵まれた子どもならではの姿なのです。日々、育児家事に追われて、つい早く早くとせかしがちなママの気持ちもよくわかりますが、ときにはお子さんと一緒にゆったりとした時の流れに身を任せてみてはいかがでしょうか。温かな春の陽ざしの中で、子どもたちの息遣いに寄り添ってみたら、あなたもきっと懐かしい悠久の時間を取り戻せるかも知れませんね。 

施設長 大日向雅美